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歌川広重『東都名所 真乳山上見晴之図』
版元:佐野屋喜兵衛 嘉永3年(1850)
待乳山より猿若町を望む。大根を手にした参拝者が階段を登り当山を代表する浮世絵。山上の手水屋には、当時評判の坂本屋の白粉「仙女香」の銘が見える。この水源は、江戸後期には涸れ井戸となった。山の下には、天保の改革で移転してきた歌舞伎芝居の町「猿若町」が見える。芝居小屋2つは、櫓の紋から左から市村座と河原崎座であろうか。*東都名所34枚組の1図。
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