


2025年9月19日(金)~10月9日(木)
9時30分~16時(最終入場15時45分)
入場無料
待乳山浮世絵展について
ダイナミックで活気に満ちた百万都市「江戸」。その市中の活発な様子は、様々な資料や浮世絵、芸能等によって垣間見ることができます。そしてそこに生きた江戸町人の参詣が絶えなかった下町浅草の名刹「待乳山聖天」。こちらも、多くの浮世絵に描かれ、詩歌にも読まれるなど、数々の資料から往時をしのぶことができます。庶民にとって、寺社参拝というのも活力の源でありましょう。
5回目を迎える「待乳山聖天浮世絵展」ですが、今回は、江戸の町・浅草の町の賑わいと、心落ち着く待乳山の風情を、当山所蔵の浮世絵や貴重な展示品、また工夫を凝らした展示パネル等で紹介いたします。
古き良き日本の息吹を感じていただき、これからの時代への活力につながるヒントなれば幸いです。




浮世絵展概要
・開催日時
2025年9月19日(金)~10月9日(木)
午前9時30分~午後4時(最終入場 午後3時45分)
・場所
待乳山聖天(本龍院)信徒会館特設会場
・入場無料
・展示内容
待乳山およびその周辺が描かれた当山所蔵浮世絵の展示。江戸時代の活力が伝わるような当山所蔵浮世絵・宝物の展示。江戸時代の経済活動や文化、江戸の町の様子などをまとめたパネルの展示。
主催:待乳山本龍院/共催:聖天町会/協力:浅草寺 浅草神社/後援:台東区 台東区教育委員会 浅草観光連盟
待乳山と浮世絵
待乳山は古くから聖天様の篤い信仰を集めると共に、地域の象徴としても人々に親しまれてきました。
江戸時代に江戸湾の埋め立てが進むと隅田川を望む絶好の景勝地となり、多くの歌人、絵師によって待乳山を題材にした作品が描かれ、江戸の名所のひとつとして有名になります。
待乳山本龍院では、こうした歴史を広く伝えるため、平成25年の初開催から地元の聖天町会と共に当山所蔵の浮世絵を中心とした展覧会を行っております。


寺院紹介
待乳山本龍院について
待乳山聖天・本龍院は、浅草寺一山支院のひとつです。
当山は推古天皇の御世、地中から忽然湧き出た霊山で、その時、金龍が天より降って山を廻り守護したと伝えられています。 それより6年後の夏、この地方が大旱魃に見舞われたとき、十一面観世音菩薩が悲愍の眼を開き、大聖歓喜尊天の姿となってこの山に降臨されて、 苦しむ民を救ったとも記されています。
以来、長い歴史の中で、多くの人々の篤い信仰を集めてきた当山は、現在に至っても、まさに霊山と呼ぶにふさわしい雰囲気を有しております。
聖天様と大根と巾着

当山の御本尊様は「大聖歓喜天」です。どんなお願い事も叶えてくださる神様として、親しみを込めて「聖天様(しょうでんさま)」と呼ばれています。
境内各所に印されてあります巾着や大根は、御信心をされて祈願することによって得られるその御利益を端的に表したものです。本堂では、毎日たくさんの大根がお供えされております。
大根は身心を健康にしていただき、良縁を成就し、夫婦仲良く末永く一家の和合を御加護頂ける功徳を表しています。
巾着は財宝で商売繁盛を表し、聖天さまの信仰のご利益の大きいことを示されたものです。
境内のあちこちに大根と巾着のシンボルを見ることができます。

アクセス
・住所
〒111-0032
東京都台東区浅草7-4-1
・お問い合わせ
【電話番号】TEL 03-3874-2030 【mail】honryuin@matsuchiyama.jp
・営業時間
本堂 6:00〜16:30
寺務所 8:30〜16:30
浮世絵展会場 9:30〜16:00
(最終入場15:45)