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MU-014東都三十六景之内 真乳山「ばんずい長兵衛 かはらさき権十郎」.jpg

歌川豊国(三代)・国久合作『東都三十六景之内 真乳山(ばんずい長兵衛 かはらさき権十郎)』
版元:近江屋久次郎 元治元年(1864)

幡随院長兵衛(ばんずいいん ちょうべい)は日本の侠客の元祖といわれる、江戸時代前期に浅草花川戸に実在した町人。旗本奴と呼ばれた傾奇者の青年武士たちと男伊達を競い名を売るが、もめごとの仲裁で旗本奴の頭領・水野十郎左衛門に呼び出され殺害されたという。
河原崎権十郎(初代)は、後に「劇聖」と呼ばれる9代目市川團十郎のこと。浅草寺の「暫」の銅像でも有名。彼の為に作られた『極付幡随長兵衛』の一幕を描いた浮世絵か。
「幡随院」が「幡随」と院の字を抜いたのは、題名が縁起の良い奇数にするため。

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