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歌川広重『六十余州名所図会 武蔵 隅田川雪の朝』
版元:越村屋平助 嘉永6年(1853)

「六十余州名所図会」は、広重が当時の日本の地方行政区分(五畿六道)の国に基づき、68ヶ国の名所と武蔵国のみ江戸の「浅草寺歳の市」とこの図の名所2図を描いた、計70図ものシリーズ作品。本図は、待乳山の上空から北東を眺める構図。朝の雪景色の中、山谷堀には猪牙舟、隅田川には木材を運んできた筏(いかだ)流しが浮かんでいる。

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