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歌川広重『東都繁栄乃図(中村座)』
版元:井筒屋 嘉永7年(1854)

待乳山のふもと猿若町の歌舞伎小屋の図。櫓には中村座の座紋の「角切銀杏」に擬えた銀杏鶴の紋、脇に「きやうけんづくし」とある。国立国会図書館の錦絵の題には「猿若町三芝居」とあり、ほかに市村座と河原崎座(森田座の控櫓)の作品があり、猿若町に移転後の三座を画題としたもの。

(下記いずれも国立国会図書館)
河原崎座
市村座

また芝居小屋の格子の模様は中村座が長方形、市村座が菱形、河原崎座が正方形となっている。

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