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歌川広重『名所江戸百景 よし原日本堤』
版元:魚屋栄吉 安政4年(1857)

現在の日本堤は昭和2年に取り壊されて土手通りとなったが、江戸時代には山谷堀に沿った小高い土手だった。土手には、何軒もの掛茶屋(かけちゃや)が並び、その間を吉原へ往来する大勢の人々が描かれる。右手に見える緑の木が見返り柳。その上には不夜城と称された吉原遊郭の家並みが見える。

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